【ネタバレなし】10分に1回は騙される!? 騙し絵の牙 【毎日映画日記 #1】

どんでん返し映画

こんにちは。haruです。

今日は2021年公開の「騙し絵の牙」を鑑賞しました。

この作品、いわゆる「どんでん返し映画」って、やつです。

この種の映画はある意味ストレス解消になるんですよね〜。
騙されて悔しいのに、それを気付かせない伏線にもう白旗を揚げるしかないです。

今作はどんでん返し映画のなかでも、小さなどんでん返しがテンポよく展開されます。

そんな本作の見どころを、ネタバレなしの感想を交えつつご紹介します。

作品詳細

by Filmarks

監督:吉田大八
原作:塩田武士
公開日:2021年3月26日
上映時間:113分
主演:大泉洋/松岡茉優/宮沢氷魚

ずっと気になっていた映画ではありましたが、観られていませんでした。

何故気になっていたかって、何故か大泉洋主演の映画は毎度ハズレがない(気がする)んですよね…。

本作も例に漏れず、さすがの演技力を魅せつけてくれました。

そしてポスターからも分かるとおり、とにかくキャストが豪華。

主演以外にも、國村隼、佐藤浩市、リリー・フランキーなど名俳優たちが勢揃いです。

そのうえ次々巻き起こるどんでん返しのおかげで、2時間の長さでも飽きずに観ることが出来ます。

あらすじ

大手出版社「薫風社」に激震走る!かねてからの出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。
専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、お荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)は、無理難題を押し付けられて廃刊のピンチに立たされる…。
速水は、新人編集者・高野(松岡茉優)と共に、イケメン作家、大御所作家、人気モデルを軽妙なトークで口説きながら、ライバル誌、同僚、会社上層部など次々と現れるクセモノたちとスリリングな攻防を繰り広げていく。
嘘、裏切り、リーク、告発――クセモノたちの陰謀が渦巻く中、速水の生き残りをかけた”大逆転”の奇策とは!?

by Filmarks

ネタバレなし!感想と見どころ

表情がくるくる変わる女の子のような映画

観終わった直後の印象は、まさにそれでした。

とにかく、何が起こるにも展開が早いのでテンポがいい。

だから2時間拘束された気がしませんでした。

長い映画が苦手という方には、この映画はぴったりです!

映画にありがちな、中盤だれるような展開が何処にも無いのです。

冒頭、高野(松岡茉優)を引きで映すシーンの手前側に、そのシーンの直後にキーとなる大御所作家の「射程」という本のポスターが貼ってありました。

「作り込んであるなあ」と、なんとなく目がいって注視していたのですが、まさかその本が後々関係してくるとは思いもよらず、これは面白い映画になるぞと映画序盤で確信しました。

すべてが伏線。だから、すべてに目を光らせておく必要がある。

そんなような映画です。

でも騙されるから悔しい!!

一体誰が主人公?

この映画、控えめに言っても10分に1回は驚かされます。

ヒヤヒヤして、もう駄目だろう…と思ったらもう先手を打ってあるの!?という、すべての一歩先を行く男がこの速水。

この男、一体何者?

映画後半に向かうに連れて速水の過去が明らかになっていきます。しかしそれとは裏腹に、速水が腹の底で本当は何を考えているのかがまったく見えてきません。それがこの映画を面白くしている1番のポイントなのですが、ラストシーンまであまりにも人間味が無いのです。

人間味が無いということは、感情移入が出来ない。

一方、その速水に翻弄されている高野が上手い具合に感情的で、いいバランスが取れています。

どちらかと言えば、観客が観ていて感情移入するのは高野の方でしょう。

だからこそ、このラストは予想だにしない結末だった…。

果たして、主人公は一体どちらなのでしょうね。

これは映画を観れば、きっと分かっていただけると思います。

ポスターを見る限り、高野(大泉洋)が主人公なのだろうと予想される方が9割でしょう。

ですがこの映画は「騙し絵の牙」ということをお忘れなきよう。

まとめ

久々に面白いどんでん返し映画を鑑賞出来ました。

原作者である塩田武士さんは「罪の声」という別の映画の原作も書かれています。
こちらは森永グリコ事件を題材に取り上げたサスペンスで、かなりの衝撃作です。
こんなストーリー思いつくなんて変態か…?と思うくらい、筆者もおすすめの作品なのでいつか取り上げます。

どんでん返し映画は、映画の最後に「えっ、どういうこと!?」となるのがテッパンですが、この映画はそんなテッパンをもひっくり返すような映画です。

しばらくはこういった映画にハマりそうな予感がしています。

サブスクでも既に解禁されていますので、驚愕の結末を知りたい方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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