【新ジャンルホラー!】映画版 FNAFのネタバレあり感想

ホラー

 

こんばんは。haruです。

2月9日から映画版「Five Nights at Freddy’s」が公開されました。

早速鑑賞してきたのでネタバレ付きで感想を綴っていこうと思います!

“FNAF”紹介ページはこちら↓

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感想と見どころまとめ

意外だった!ストーリー展開

見終わった最初の感想は「なにこの意外な結末!!」というものでした。
私は原作ゲームをある程度追っていたので、彼ら4体が悪役として進行していくホラーだと思っていたのですが、予想を良い意味で裏切られて嬉しい気持ちでいっぱいです。

しかしやはり原作ゲームの再現度が高かったという点においては非常に嬉しいものでした。
建物の構造や、それぞれ各キャラクターが「たしかにここによくいるんだよね!」という点は原作に忠実で、さらに監視室に置いてあるドリンクカップから壁に貼ってあるポスターまで「FNAF1」をしっかり再現されていて、最初に4体とスクリーン越しに対面出来たときは怖さよりも「本物だああ!」という嬉しさで思わずにやにやしてしまったくらいです(笑)

改めて痛感した「ものづくり」のすごさ

その「本物」を作り出したのは、あの「セサミ・ストリート」のマペットたちを生み出したジム・ヘンソン率いるジム・ヘンソン・クリーチャーショップ。
本作の見どころの一つはなんと言っても4体のマスコットキャラクターたち。
今までは画面内の存在でしか無かったものを、映画化するにあたってここまでリアルに、でも不気味な機械らしさを残して再現出来たのは、彼らの力が無ければ出来ていなかったでしょう。

スクリーンを通して、映画というものの凄みだけでなく「ものづくり」を生業をしてきた人々の力を味わうことが出来ました。

ホラーというジャンルを飛び越えた新しい世界観

本作は「ホラー」というジャンルだと思い込んで映画館に足を運んだのですが、見終わった後の私の頭に浮かんだのは「これはホラー…なのか?」という違和感。

その違和感は、本作のパンフレットによって解決されることになります。

原作ではただただ4体は敵として描かれていたので、そのままそっくり「4体がどんな恐怖をもたらしてくれるのだろう」とワクワクしていたのですが、ストーリーが進むに連れて、主人公マイクの妹アビーは4体のマスコットキャラクターたちと仲良くなったり、奇妙な友好関係が描かれるシーンがあったりと、何故か「4体は敵ではないのではないか?」というシーンが続きます。

そしてそこからは怒涛の展開で、実は4体のマスコットキャラクターたちは誘拐された子供たちの霊が取り付いて操られているだけの存在で、結局はその黒幕を4体自体が倒すという結末を迎えます。
ここで私はふと「チャッキー」の存在を思い出しました。チャッキーも、連続殺人鬼が人形に取り付いて動く人形だったからです。
しかし、恐怖の象徴 vs 主人公という構造ではないところと、尚且つ友好関係を築くという点で私は「これはホラーでもコメディでもヒューマンドラマでもなんでもない、なんと表現すればいいジャンルなんだろう?」と違和感を抱きました。

ここからが私の違和感を解消してくれた理由となります。
パンフレットにはアメキャラ系ライター「杉山すぴ豊」さんがコメントを残してくださっていました。

「チャッキー」を思い浮かべたところまでは共通していましたが、杉山さんはその後の解説でこう語っています。

“「弟を失ったことがトラウマである主人公とか行方不明の子供たちという事件が絡んでくるあたりは殺人ピエロが子供を狙う『IT/イット”それ”が見えたら終わり。』、殺人鬼に復習する子供たちの霊が出てくるのは『ブラック・フォン』的な展開です。そしてこの施設にとりついた霊が次なる魂を待っているという設定は『シャイニング』のあの幽霊ホテルのようです。」”

なるほど。
これは新しいジャンルではなく、これまでのホラーを詰め込んだホラー映画の上位互換的映画だったんだ。そうわかったときにやっとこの違和感を解消することが出来ました。

2を示唆するように散りばめられた小ネタ

ただの私の期待も含まれるのですが、これは2出るんじゃないかなあと思ってます。
あまりにも仕込まれた小ネタが多すぎる!!(笑)

最初のジャンプスケアのシーンはなんと2からしか出てこないはずの「バルーンボーイ」。
しかも締めもバルーンボーイで終わるという。

思わず笑ってしまいました。
「おい!これ1だよな?!」みたいな(笑)

(いや、FNAFファンからすれば嬉しい限りなんですけど…)

ただ原作ゲームの2は1から10年以上も前のお話なので、もし出るとしたらどう描かれるんだろう…と勝手に期待と妄想を膨らませています。

まとめ 原作ゲーム知らなくても面白い!

本作は原作をゲームとしていますが、原作を知らなくても何一つ問題なく楽しめる作品となっています。きちんとこれだけでお話が完結しているからです。

制作会社のブラムハウスは、原作ゲーム作者のスコット・カーソンと話し合って原作ファン向けに制作したようですが、なんと原作を知らないファンの方が見てくれている層の方が多いという事実もあるようです。

ジャンプスケアやグロシーンもほぼないので、ホラー映画が苦手という方でも楽しめる作品となっていますので、是非映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

それでは次回の記事で!

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