【2024年 アカデミー賞】米国&日本国内でノそれぞれミネート作品候補一覧が発表 受賞作品をあなたはどう予想する?

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2024年1月23日に第96回アカデミー賞ノミネーション作品が発表されました。
現時点での受賞最多候補作品は「インターステラー」「テネット」など、これまで数々の名作を残してきたクリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」。想像をはるかに超える作品を手掛けてきた鬼才が繰り出す今作も、やはり期待を裏切らない作品として欧米での注目度が高まる結果となりました。

また時を同じくして第47回日本アカデミー賞ノミネーション作品候補一覧も25日に公開されました。米国でも話題となった作品、「君たちはどう生きるか」「PERFECT DAYS」などの作品が続々と候補入りしています。

日本アカデミー賞の授賞式は2024年3月8日予定、アカデミー賞授賞式は3月10日予定。日本時間の3月11日には授賞式もWOWOWで独占生中継が予定されています。

国内、海外ともに注目されている作品たち。一体どの作品が最多受賞となるのでしょうか。

アカデミー賞とは?

アカデミー賞という名前には馴染みがありますが、正式名称は「オスカー」。
第1回目の開催は1929年です。
元々はハリウッド内での慰労会のようなものとして始まったのがきっかけで、映画の普及が進むに連れてその賞の数や範囲も増えていきました。
現在ある賞は、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、美術賞、撮影賞、脚色賞、音楽賞、短編アニメーション賞、歌曲賞、作曲賞、編集賞、視覚効果賞、国際長編映画賞、衣装デザイン賞、短編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、短編ドキュメンタリー賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、長編アニメ賞など。(その他特別賞を除く)

日本国内でも芸術や技術の発展を目的に、米国の映画芸術科学アカデミーから許諾を得て1978年に「日本アカデミー賞」第1回目が開催されました。
前年の1月1日〜12月31日までに公開された映画から毎年選ばれています。
現在ある賞は作品賞、アニメーション作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、音楽賞、撮影賞、照明賞、美術賞、録音賞、編集賞、外国作品賞(その他特別賞を除く)

【オスカー】1月現在でのノミネート最多受賞候補作品予想5選

第1位:「オッペンハイマー」
候補数:13賞
監督:クリストファー・ノーラン *有名作「インターステラー」「テネット」
本邦公開日:2024年3月29日

第2位:「哀れなるものたち」
候補数:11賞
監督:ヨルゴス・ランティモス *「籠の中の乙女」「聖なる鹿殺し」
本邦公開日:2024年1月26日

第3位:「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
候補数:10賞
監督:マーティン・スコセッシ *「グッドフェローズ」「シャッターアイランド」
本邦公開日:2023年10月20日

第4位:「バービー」
候補数:8賞
監督:グレタ・ガーウィグ *「レディ・バード」
本邦公開日:2023年8月11日

第5位:「マエストロ:その音楽と愛と」
候補数:7賞
監督:ブラッドリー・クーパー
本邦公開日:2023年12月8日

本邦公開間近の作品も有り!注目したい作品

1.ノミネート最多有力候補「オッペンハイマー」

クリストファー・ノーラン監督作品はいつも観客の想像の斜め上を行く作品ばかりで、筆者は鑑賞するたびに脳天からつま先まで電流が走るが如くガツンとした衝撃を受け、映画館ではしばらく立ち上がないほどその構造に圧倒されます。

この監督の制作する作品にはいつも「時間」というものが付きまとっており、一見難解なように感じるので読み解くのが難しい作品が多いですが、一番構造を理解しやすく、且つその衝撃を深く感じることが出来ると感じた作品が、「ダンケルク」。
第二次世界大戦を舞台に描かれた作品で、救助を待つ「陸」での一週間、救助に向かう「海」での一日、そしてそれを守るために迎撃に行く「空」での1時間を同時進行で描きつつ、その時間の流れを敢えて終盤まで感じさせない作風に、ノーラン監督作品へ惹き込まれる第一歩となりました。

そんな監督の最新作である本作は「原爆の父」とも呼ばれた物理学者・ロバート・オッペンハイマーをモデルに描いた歴史映画という新しい試み。彼が捉える「オッペンハイマー」像とは一体どのような姿だったのか。
これまでの作風を崩すことなく、でも新しい作品に取り組んだ彼の作品がどのようにして成り立っているのか。13部門での受賞候補に上がるほど、他の追随を許さない圧倒的な作品に期待が高まる一方です。

日本での公開は2024年3月29日から。
スクリーンで最新作を味わうのが楽しみです!

公式サイト:オッペンハイマー

by 映画.com

2.過去最多受賞作品にも出演したエマ・ストーン主演「哀れなるものたち」

オスカーでの過去最多ノミネート記録は14部門での受賞。「イヴの総て」「タイタニック」に続く作品として「ラ・ラ・ランド」もその中に含まれています。

もはや今、エマ・ストーンと言えば「ラ・ラ・ランド」の人というイメージを残すほど名女優として名を馳せる彼女の最新作「哀れなるものたち」もやはりノミネート有力候補となっているようです。

監督のヨルゴス・ランティモスと言えば後味の悪い作品や、気味の悪い作風をついイメージしてしまうのですが今回はコメディと来た。今までの作品と系統をガラッと変えた今作で、一体何を魅せてくれるのだろうと楽しみでなりません。

そんな「哀れなるものたち」は本日1月26日から公開

公式サイト:哀れなるものたち

by fashion press

【日本アカデミー賞】ノミネート最多受賞候補作品予想5選

第1位:「ゴジラ-1.0」
候補数:12賞
監督:山崎貴
公開日:2023年11月3日

第2位:「怪物」
候補数:11賞
監督:是枝裕和
公開日:2023年6月2日

同立2位:「こんにちは、母さん」
候補数:11賞
監督:山田洋次
公開日:2023年9月1日

第4位:「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
候補数:8賞
監督:成田洋一
公開日:2023年12月8日

第5位:「PERFECT DAYS」
候補数:3賞
監督:ヴィム・ヴェンダース
公開日:2023年12月22日

オスカー注目作品3選は日本アカデミー賞での最多受賞ならず?

オスカーでは本邦から「ゴジラ-1.0」「PERFECT DAYS」「君たちはどう生きるか」の3作が受賞するのでは?と予想する意見が多かったため、筆者個人的にはこれら3作は必ず入ってくるだろうとは予想していましたが、最多受賞候補の予想となると話が変わってきました。

1.「ゴジラ-1.0」はやはり本邦でも最多受賞の有力候補となる予感

作品賞から始まり、監督賞、脚本賞、その他の賞にほとんど食い込んできている本作。
オスカーでも注目の作品と言うだけあり、多方面からかなりの評価を得ています。
監督をつとめるのは「ALWAYS 三丁目の夕日」「寄生獣」など漫画や小説を実写映像化を得意とする山崎貴監督。今作でもその力を圧倒的に見せつける作品となりました。

実写化のみならずアニメーション映画も手掛けている山崎氏。CGなどを駆使して上手く現実との融合を図ることを得意とする監督なのは間違いなく、本作もドラマ部分とアクション部分の融合のリアリティが恐ろしく高い。
そして、よりゴジラの怪物味を具体化させているのは他ならぬ俳優陣たちでした。映画界もそれを高く評価しているようで、主演男優賞、主演女優賞にもしっかり候補に入ってきています。

数々出ているゴジラ映画の中でも高いクオリティのものとして評価していいと言える作品だと思います。

11月3日公開ですが、まだまだ上映している映画館も多くありますので、この恐怖を是非スクリーンで味わっていただきたいです。

公式サイト:ゴジラ-1.0

2.PERFECT DAYSが何故日本アカデミー賞では最多受賞候補に入らないのか

これは「シンプル過ぎる作品」が故だと思います。
作品賞、監督賞、主演男優賞と3賞にはしっかり入り込んでいます。脚本賞の候補に入っても良かったのでは…?と思う筆者ですが、それでも主要な賞はがっちり掴んで逃していません。

でも、それでいいと思うんです
この作品のコンセプトにあった賞の候補にしっかり入っている。それだけでいいじゃないか。
本作はポスタービジュアルにもあるとおり、「こんな風に生きていけたなら」それだけで十分じゃないかと、映画自体が言っているんです。
キラキラした人生だけが素晴らしい生き方ではない。小さな幸せを毎日噛み締めて生きるという点は、多く賞を取る必要はないということとリンクしているような気がして、これだけでも満足な気がしてしまいます。

他にも良い作品は山程ありますが、オスカーで受賞出来なくとも、やはり日本での受賞は期待したいところです。

こちらも12月に公開されたばかりなのでまだまだ上映している映画館が多数存在します。
満たされないと嘆くことの多い現代人には、小さなことに幸せを感じる彼の背中を見て是非「こんな風に生きていけたなら」と感じて頂きたいと思う部分があります。

まとめ

オスカーも日本アカデミー賞も3月の授賞式が楽しみでしょうがないです!!

オスカーに関しては授賞式までに本邦公開となる映画も多数存在しているため、是非作品に目を通してから結果発表を待ちたいところです。

日本アカデミー賞は昨年内に上映された映画が対象となっているため「これが良かった!」というおすすめの映画も紹介してくれると筆者が泣いて喜びますので是非コメントにて教えてください☘

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